外湯入浴7つのマナー

実は意外と知られていない!?温泉のたしなみ

2020.03.24

知っているようで意外と知らないのが「温泉の入り方やマナー」。
多くの人と皆で楽しむ外湯巡りは、温泉でのマナーを身に着けてから出かけたいですね。
「温泉の入り方とマナー入門」として、日本人でも意外と知らない温泉入浴の基本に加え、体に優しい温泉の入り方も紹介します。

その1 湯船に入る前にかかり湯を

お湯を清潔に保つためにも、湯船に入る前には「かかり湯」で、体のホコリや汚れを落としましょう。

かかり湯の目的は、体の汚れを落とすだけではありません。熱いお湯に入る前に、体を温泉に"慣らす"という大切な役割もあるのです。冷えた体のまま入浴すると、血圧が20~50ほど急上昇すると言われており、脳卒中や心臓発作の原因になりかねません。

その2 風呂桶や椅子は洗って置き場に戻す

温泉に備え付けの椅子や桶は、皆で共用して使用するものです。椅子や桶は使い終わったら軽くすすいで、元にあった場所に戻しましょう。

また、持参したシャンプーやリンス、タオルなどを洗い場に置きっぱなしにするのはマナー違反です。湯船に浸かっている間は、自分の持ちものをひとまとめにし、洗い場の隅や棚の上などに置いておきましょう。

その3 タオルを湯船につけない

温泉の湯船にはタオル類を入れないようにしましょう。
湯船に浸かっている間のタオルの置き場所に困るときは、是非頭の上にタオルを乗せてみてください。頭の上のタオルは、健康面でも良いことばかりです。寒い季節は、頭の上に暖かいタオルを置くと、縮こまりがちな脳の毛細血管が広がります。逆に、熱い季節は、頭の上に冷たいタオルを置くとのぼせを防げます。

その4 髪が湯船に浸からないようゴムひも等で結ぶ

せっかくかかり湯をして湯船に入ったとしても、髪の毛が湯船に入ってしまっては元も子もありませんよね。髪の長い人は、湯船に入る前にゴムひもで結んだり、シャワーキャップをかぶって、髪が湯船に入らないようにしましょう。ゴムひもなど髪をまとめるものを何も持っていないときは、タオルをバンダナのように頭に巻いて、髪を固定しても良いですね。

その5 走らない・騒がない・泳がない

趣の異なる7つの外湯に大はしゃぎしてしまうのは、大人も子供も同じ。
温泉の中でついつい大声でおしゃべりしたり、騒いだりしてしまう人も少なくありません。のんびりと温泉を楽しみたい他のお客にとっては騒音でしかないばかりか、不意にぶつかったりするなど危険です。

また、温泉の浴場内は大変滑りやすいため、走らないようにしましょう。

その6 濡れた体でサウナに入らない

温泉と同じくサウナも気持ちの良いものですが、皆で共有するサウナ室が水浸しになっていては台無しです。サウナ室に入る前に、タオルで体を拭いて、体から水が滴り落ちないようにしましょう。また、体が濡れたままサウナに入ると水滴が毛穴をふさいでしまい、発汗しにくくなります。全身を拭いてからサウナに入ることで発汗効果もアップしますよ。

その7 入浴後は体を拭いてから脱衣所へ

入浴を終えて脱衣所に戻る前に、脱衣所を濡らさないために全身をタオルで拭いてから出ましょう。脱衣所のマットにのぼる前に、浴室内で固く絞ったタオルで全身を拭くとマットも濡らさずにすみますね。脱衣所が濡れてしまうと不潔なだけではなく、床が滑りやすくなって危険です。
最後に脱衣所のロッカーなどに忘れ物がないかを確認して温泉を出ます。

「外湯入浴7つのマナー」を紹介してきました。最低限のルールや正しい入浴法を知ると、もっと温泉に入ってみたくなりますね。
地元の人も観光客も、日本人も外国人も、多様な人々が集まる城崎温泉では、全員がルールを守り他の人を思いやることで、もっと外湯巡りが身近で楽しいものになります。

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