城崎百人一首
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一読、爽快で笑顔こぼれる一首。赤子一人を見つめる「婆ら」の目にはかつての「母」が甦り、やさしいまなざしが注がれる。身も心も若やぐ温泉の光景を上手く掬い取っている。大阪府羽曳野市  最優秀賞ば皆赤 澤   湯めぐりに赤子一人加われば見守る婆ばらみな母となり− 3 −

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