城崎百人一句
2/34

選者プロフィール 安や森も敏と隆た選者講評選者プロフィール 中な西に健け治じ選者講評『わが大和、わがシオン』(玲瓏館)。『百卒長』(青磁社)で第36回「日本歌人クラブ賞」を受賞。1942年、広島生まれ。1948年、兵庫県生まれ。同志社女子大学名誉教授。「NHK諸兄文学賞」選者。「ポトナム」代表。「京都短歌」(朝日新聞)選者。文学博士。著書に『斎藤茂吉幻想論』(桜楓社)、『大学教授の介護日記介護百人一首365日』(新葉館出版)、『風呂で読むト』(中公文庫)、『うたの近代』(角川書店)など多数。歌集『沈黙の塩』(新風土社)で第5回「現代歌人集会賞」を受賞。立命館大学文学部教授・特任教授。平安朝文学専攻。文学博士。「ポトナム」代表。著書に『浜松中納言物語の研究』(大学堂書店)、『弄璞集本文と索引』(和泉書院)、『枕冊子全注釈五』(角川書店)、『平安末期物語攷』(勉誠社)、『浜松中納言物語全注釈上/下』(和泉書院)、『浜松中納言物語論考』(和泉書院)、『雅文遠望―茶屋峠を越えて―』(亀鳴屋)、『源氏物語忍草の研究校異・論考編/自立語索引編』(和泉書院)、『杜陀日記の研究―近世僧侶の旅日記―』(風間書房)、『源氏物語のなごり』(新典社)『歌集介護百人一首」代表選者。「NPO現代詩歌句協会」理事。「城崎温泉観光大使」。「橘茶屋峠』(ポトナム社)など多数。短歌入門』(世界思想社)、『わたしの介護ノー先生先生 「城崎百人一句」も十五回目をむかえた。俳句は五七五と短い形式であるが、大きく世界を一言で捉えることができるすばらしい形式でもある。文学や俳句は、先ずは「現実」に足を置いてうたうのであるが、その底にある「本質」や、その先にある「幻想」や「理想」をしっかり透視してうたう所に特徴があり、それつかまえて歌い込まれなければ良い〈句〉にはならない。この度は、俳句が四五三名の七〇四句集まった。とても良い句が多くあって嬉しいことであった。最優秀賞(一点)優秀賞(五点)佳作(四十四点)入選(五十点)の百句を選んで表彰し、「城崎百人一句」として冊子にして記念とした。湯の街城崎に心を寄せながら俳句や短歌と戯れる──とても素敵な時間です。選者である安森敏隆先生は愉しみながら多くの投書用紙に向っておられました。しかし、この一月九日にお亡くなりになり、同じ短歌会にいる中西健治が急遽、代役をつとめることになりました。今回も素晴らしい作品が多く寄せられています。その中から百首・百句を選んで編んでみました。このような企画をされた城崎温泉観光協会に敬意を表し、そして投書された皆様に感謝いたします。これからも城崎に来られた時には一句・一首をつくってみてください。旅の思い出がより深まることでしょう。  第十五回 城崎俳句コンクール   かしんすりしか      − 2 −

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る