城崎案内
城崎文芸館
遥か昔より歌に詠まれ、小説の舞台にもなった城崎。城崎文芸館では、作品に留められたいにしえの情緒や作者の想いを、楽しみながら辿ることができます。1階には志賀直哉と白樺派の文人たちの作品・手紙を、2階には城崎にゆかりのある文人墨客の作品を展示。館内には麦わら細工体験コーナー・ミュージアムショップ・短歌俳句作成コーナーなども。文芸館前には、志賀直哉「城の崎にて」の文学碑があります。
TEL.0796-32-2575
FAX.0796-32-3005
- 開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日 毎月最終水曜日(祝日の場合は翌日)
- 観覧料 大人/500円 中高生/300円
城崎麦わら細工伝承館
城崎の伝統工芸品、麦わら細工。麦わら細工伝承館では、現代の職人の作品や、江戸から昭和にかけての作品が展示されています。また、映像にて色染めから、仕上げまで匠の技をご覧いただけます。
TEL.FAX.0796-32-0515
- 開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日 毎月最終水曜日(祝日の場合は翌日)
- 観覧料 大人/300円 中高生/200円
城崎美術館
大師山の中腹・高野山真言宗別格本山「温泉寺」本堂(重文)の東側にあり、同寺の所蔵品や町内から出土した埋蔵文化財を展示している美術館です。 是非お立寄り下さい。
- 休館日 第2第4木曜日
- 観覧料 大人/300円
小人(小学生以下・保護者同伴)/無料
城崎温泉ロープウェイ
大師山に設置された城崎温泉ロープウェイ(全長676m)は、温泉寺のある中間駅を経由して山頂駅まで延び、山頂駅展望台からは「歴史といで湯の街」城崎温泉の全景や日本海(山陰海岸国立公園)を見渡せます。
- 営業時間 始発:9時10分~山頂終発:17時10分
- 定休日 第2・第4木曜日(祝祭日は営業致します)
- 料金は公式サイトでご確認ください
四所神社
日生下権守が神託をうけ四柱(四所)の明神を奉祀したことからはじまった神社です。 四柱の神は温泉守護神の湯山主神と水の守護神である宗像三女神。
温泉寺
縦行五間、一重、入母屋造、銅板茸。但馬では最も古い仏殿です。建立年代は至徳4年(1387年)と言われています。 特徴は、「和様」「天竺様」「唐様」の折衷様式で、特に天竺様式の色彩が濃厚です。 慶長6年(1601年)と正徳3年(1712年)に修理を受けていますが、昭和43年~昭和45年の解体処理によってすべて創建当時の様式に復元されました。
極楽寺
出石の高僧・沢庵が再興した古刹。 奥まった一角にあり静寂な自然に恵まれています。 境内には石庭「清閑庭」や無病長寿の「独鈷水」なども。
木屋町小路
個性豊かな店が軒を連ねる迷路のような小路で、城崎ならではの美味やお土産に出会えます。
また、イベント会場にもなる「三十三間広場」は外湯めぐりや散策のお休み処として、観光客や地元の人々に親しまれています。
「城の崎にて」に登場する「ねずみ」「蜂」「いもり」の像も、どこかに隠れています。
来日山
日岳は城崎町にそびえる標高566.6mの秀峰であります。 山頂からの眺めは極めて佳く、眼下には山陰海岸国立公園が展開します。 秋には、早朝の雲海が有名でハイキングにも最適な山です。
- 紅葉時期/10月下旬~11月上旬
- 雲海の条件/山頂と温度差が7度以上の場合
- 日の出時間/午前5時30分前後
桑の木
鋳物師戻峠から竹野へ抜ける途中にある志賀直哉ゆかりの桑の木。 直哉は城崎に滞在中、幾度となく散歩に出かけたといいます。
大谿川の上流に沿ってある路を歩き、大きな桑の木のある道端に辿り着いた直哉は、
「彼方の路へ差し出した桑の枝で、或る一つの葉だけが『ヒラヒラ』『ヒラヒラ』同じリズムで動いている。風もなく、流れの他は総て静寂なり、その葉だけが、いつまでも『ヒラヒラ』『ヒラヒラ』と動くのが見えた。」(「城の崎にて」より)
と、不思議な体験をした事を語っています。